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MiniTool ShadowMaker|無料版でクローン作成はできる?有料版との違いを徹底検証

2025年3月10日

MiniTool ShadowMakerは便利ツール
  • パソコンのデータをしっかりバックアップしておきたいけど、無料でできる方法を知りたい…
  • MiniTool ShadowMakerの無料版は、何ができるの?
  • ShadowMakerのクローン機能が有料化されたけど、無料でできる方法はないかな?

こんな悩みありませんか?

MiniTool ShadowMakerは、Windows向けのバックアップソフトウェアで、システムやファイルのバックアップ・復元を中心に、多様な機能を備えています。

HDDやSSDのデータ保護、システム障害時の復旧など、幅広い用途で活用できます。

しかし、2023年9月21日リリースのバージョン4.2以降、クローン機能が有償版のみの提供となりました。

「じゃあ、無料版ではデータ移行は無理なの?」と思うかもしれませんが、実は手間をかければ無料版でもクローン機能とは異なる方法でデータ移行ができます

すぐに方法を知りたい方は、こちらをご覧ください。

今回は、MiniTool ShadowMakerの無料版と有料版の違いを解説しつつ、無料版でデータ移行する具体的な方法とその注意点を徹底検証しました。

MiniTool ShadowMakerとは?(検証バージョン:4.6)

MiniTool ShadowMakerは、PCのシステムやデータをバックアップできるソフトウェアです。

システム障害時の復旧やデータ保護に役立ち、無料でシステムバックアップやスケジュールバックアップ、WinPEの起動ディスク作成が利用できます。

MiniTool ShadowMaker 無料版の主な機能

  • システムバックアップ & 復元:OSやアプリ、データを丸ごとバックアップ
  • ファイル & フォルダのバックアップ:特定のフォルダだけを選んで保存可能
  • WinPE USBメモリの作成:システムが起動しないときの復旧用
  • スケジュールバックアップ:定期的に自動でバックアップを実行

有料版(Pro版)との違い

機能無料版有料版
システムバックアップ
ファイル・フォルダバックアップ
WinPE起動USB作成
スケジュールバックアップ
ディスククローン機能
増分/差分バックアップ

詳しくは、MiniTool公式サイトのバージョン別機能比較ページをご確認ください。

有料版では「クローン機能」が利用できますが、無料版ではOS入りディスクのクローン作成が不可となります

そのため、HDDからSSDへの移行を考えている場合は、有料版を検討するか、代替手段を活用する必要があります。

MiniTool ShadowMaker 無料版でクローンの代わりはできる?

MiniTool ShadowMakerの無料版にはクローン機能はありませんが、『バックアップと復元』機能を活用すれば、クローン機能とは異なる方法でデータ移行が可能です。

  1. 既存HDDのバックアップを作成
  2. 新しいHDDやSSDへの復元

この方法でデータ移行を実行し、OSが起動したことを確認しました。

ただし、クローンと比較すると手順が多いため、データ移行する手順などを確認してください。

MiniTool ShadowMakerのインストール方法

まずは、ソフトのインストールです。

既にインストール済みで、ソフト左上のバージョン情報が「体験版」となっている場合は再インストールしましょう。

  1. MiniTool ShadowMakerの公式サイトへアクセスし、無料版をダウンロード。
  2. ダウンロードしたインストーラーを実行します。
  3. 「今すぐインストール」をクリック。
  4. インストール完了後、ソフトを起動します。
MiniTool ShadowMakerダウンロード画面
出典:MiniTool

MiniTool ShadowMaker 無料版でデータ移行する手順

バックアップと復元を使って、データ移行していきます。

事前準備

Cドライブの空き容量が十分にあることが前提ですが、空き容量が不足している場合は、外付けHDDや別のストレージにバックアップを保存して復元することも可能です

バックアップの保存先によって、必要なUSB接続アダプターの数が異なります。

方法バックアップ保存先USB接続アダプターの必要数ShadowMakerの起動場所接続方法
同じPCで復元Cドライブ1つOS上移行先SSDをUSB接続アダプターで接続し、復元を実行
同じPCで復元外付けHDD2つOS上バックアップHDDをUSB接続し、移行先SSDもUSB接続して復元
同じPCで復元外付けHDD1つWinPE USBメモリバックアップHDDをUSB接続し、移行先SSDをPCに直接取り付け、WinPE USBメモリから起動して復元
別PCを使って復元保存先はどこでもOK2つ別PC(OS上)バックアップHDDを別PCにUSB接続し、移行先SSDもUSB接続して復元後、元のPCに装着
パソコンがスリープ状態にならないように設定を変更する
バックアップや復元の途中でPCがスリープ状態になると、処理が中断される可能性があります。
Windowsの設定から、「システム」-「電源とバッテリー(または電源とスリープ)」 を開き、スリープにならないように設定しておきましょう。

① 旧HDDのバックアップを作成

  1. MiniTool ShadowMakerを起動。
  2. 「バックアップ」メニューの「ソース」で「システムディスク(Cドライブ)」を含むすべてのパーティションを選択。
  3. バックアップ先を「Cドライブ」に設定。
  4. 「今すぐバックアップ」を実行。
  5. バックアップが完了。
ソースの選択
バックアップ先の選択

② バックアップから復元

  1. 「復元」メニューからバックアップを選択。
  2. バックアップバージョンを選択する。
  3. 復元するボリュームをすべて選択。
  4. ターゲットディスクを「データ移行先のストレージ」を選択して「開始」をクリック。
  5. 新しいHDDへの復元が完了。
復元ボリューム選択
ターゲットディスク選択

データ移行先のストレージが認識されていない場合は、Windowsの「ディスクの管理」から初期化やフォーマットなどを実施して、MiniTool ShadowMakerを再起動してください。

データ移行後の注意点

データ移行が完了したら、まず新しいストレージで正常に動作するか確認しましょう。

  • 新しいストレージからWindowsは正常に立ち上がるか?
  • 必要なファイルが問題なく開けるか?
  • インストール済みのソフトが正常に動作するか?
  • OSを含めて、有料ソフトのライセンス認証に問題ないか?

すべて問題なく動作することを確認できたら、旧HDDのデータ消去を検討しましょう。

特に、旧HDDを廃棄する場合や他人に譲る場合は、通常のフォーマットではデータが完全に消えないため、専用のツールを使ったデータ消去が重要です。

MiniTool Partition Wizardは、ディスク管理ができるパーティションソフトウェアで、ディスクを完全消去することも可能です。 詳しい手順については、こちらの記事をご覧ください。

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システム障害時の復元

事前にバックアップを取っていれば、システム障害時にOSの復元が可能です。

OSが起動しない場合や、Cドライブを復元するには、Windows上で復元できないため、MiniTool ShadowMakerのメディアビルダーで作成したWinPE 起動USBメモリを使う必要があります。

WinPE USBメモリを使う理由
  • OSが起動しない場合 → Windows上での復元ができないため、USBから起動して復元を実行。
  • Cドライブに復元する場合 → Windowsが起動中はCドライブを上書きできないため、USB起動が必須。

詳細な手順は、MiniToolの公式サイトを参照してください。

MiniTool ShadowMaker 有料版のメリット

  • クローン機能が使える。(1ヶ月2,000円で簡単にデータ移行)
  • クローン機能なら自動で拡張してくれるので、パーティションサイズの調整が不要
  • 増分/差分のバックアップが可能なので、バックアップ容量が少なくて済む。

詳しくは、MiniTool公式サイトのバージョン別機能比較ページをご確認ください。

クローン機能を使ったデータ移行手順(有料版)

有料版では、ディスククローン機能を使ってHDDからSSDへのデータ移行が簡単にできます。

  1. MiniTool ShadowMakerを起動し、「ツール」メニューを開く。
  2. 「ディスククローン」を選択。
  3. コピー元のディスク(ソースディスク)を選択。
  4. コピー先のディスク(ターゲットディスク)を選択。
  5. 「開始」をクリックして、クローン作成を実行。
  6. 完了後、PCをシャットダウンし、新しいディスクで起動を確認。

たったこれだけで、HDD/SSDのデータがそのまま移行され、すぐに新しいドライブでPCを起動できます。
バックアップと復元の手順を踏まずに、ダイレクトにデータ移行できるのが有料版の大きなメリットです。

クローンディスクの完了画面

MiniTool ShadowMaker レビューまとめ

MiniTool ShadowMakerは、Windows向けのデータバックアップソフトです。

無料版でもシステムのバックアップと復元が可能で、データの保護やトラブル時の復旧に役立ちます。有料版ではクローン機能も利用でき、より簡単にデータ移行が可能です。

無料版でできること

  • システムのバックアップと復元が可能で、データ移行(疑似クローン)も手順を踏めば実現できる。
  • データの安全な保護や復旧ができる。

無料版の制限と注意点

  • クローン作成ができないため、HDDの完全なコピーを手軽に作成できない。
  • 増分・差分バックアップができないため、フルバックアップのみになりストレージ容量を消費しやすい。

最終的な評価

MiniTool ShadowMakerの無料版は、バックアップと復元を活用すればデータ移行も可能です。ただし、手順が多いため、より簡単に済ませたい場合は有料版のクローン機能を検討するのがおすすめです。

また、スケジュールバックアップ機能を活用すれば、日々のバックアップを自動化できるため、定期的なデータ保護にも役立ちます。

MiniTool ShadowMakerを活用して、大切なデータを安全にバックアップし、万が一のときにスムーズに復元できる環境を整えましょう。

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