パソコン

パソコンを安全に手放すロードマップ|修理・売却・廃棄の選び方と具体的手順

2025年1月7日

  • 壊れて使えなくなった。
  • 動作が遅くてイライラする。
  • フリーズするのでストレスになる。
  • シャットダウンできない。
  • サポートが終了したOSを使っている。
  • 使いたいソフトが動かない。

こんな理由でパソコンを手放したいと考えているかもしれません。でも、どうすれば安全かつ効率よく処分できるのか迷うこともあると思います。

パソコンは「資源有効利用促進法」により、粗大ごみとして捨てられないし、処分に手間がかかるんですよね。

こば
こば

10年以上中古パソコン販売会社に勤めた経験から、

安全にパソコンを手放すための3つのルート修理」「売却」「廃棄」をわかりやすく解説します。

それぞれの選択肢に応じた手順を簡潔にまとめました。ただし、自分で修理するのを選んだ場合、メーカー保証や延長保証などが受けられなくなる点には注意しましょう。

新しいパソコンへのデータ移行

パソコンを手放す前に、データの移行やバックアップが必要です。ただし、新しいパソコンを既に購入している場合と、まだ購入していない場合では準備内容が異なります。

データを本当に不要と確認できた場合のみ、次の手順「最適な処分方法」に進んでください。

新しいパソコンを既に購入している場合

この場合はバックアップを省略し、直接データ移行を行う方が効率的です。

移行手順

データ移行の手順

  1. クラウドサービスを利用:
    Google Drive、OneDrive、Dropboxなどに旧パソコンのデータをアップロードし、新しいパソコンでダウンロード。
  2. 外付けHDD/SSDを使用:
    必要なデータをドラッグ&ドロップで外付けHDDにコピーし、新しいパソコンに接続して移行。
  3. PC移行ソフトを活用:
    EaseUS Todo PCTransなどの移行ソフトで、アプリ設定やデータを一括移行。

ソフトウェアの移行

  • Microsoft Office:
    ライセンス状況を確認し、新しいパソコンで再インストール。
  • その他の有料ソフト:
    プロダクトキーを確認して公式サイトから再インストール。
  • メールデータ:
    Outlook利用時は、PSTファイルをバックアップしておく。

➡️ 詳しいデータ移行手順はこちら

Microsoft Officeのライセンス種類に注意

  • リテール版(購入版):他のパソコンに移行可能です。
    • 古いパソコンからOfficeをアンインストールしてライセンスを解放します。
  • OEM版(プリインストール版)移行できません。購入時のパソコンにのみ使用可能です。
    • 移行は不可なので、新しいパソコンで別途Officeを購入する必要があります。
  • Microsoft 365(サブスクリプション版):アカウントに紐づいているため、簡単に移行可能です。
    • 古いパソコンからOfficeをアンインストールしてライセンスを解放します。

➡️ ライセンス種類の確認はこちら

新しいパソコンをまだ購入していない場合

この場合はデータを安全に保存しておくため、バックアップを行う必要があります。

バックアップの手順

  1. 保存先を決める
    • 外付けHDD/SSD:簡単に大容量のデータを保存可能。
    • クラウドストレージ:Google Drive、Dropbox、OneDriveなどでどこからでもアクセス可能。
  2. バックアップ対象を確認
    • 重要なデータ:写真、ドキュメント、メールアーカイブなどを優先。
    • ブラウザのブックマークや設定:Google ChromeやFirefoxの場合、同期機能を利用。
    • ソフトウェア設定やライセンス情報:特にMicrosoft Officeなどのライセンスは重要。
  3. バックアップを実行
    • 手動コピー:必要なファイルを外付けHDDやクラウドにドラッグ&ドロップ。
    • 専用ソフトの利用EaseUS Todo BackupAcronis True Imageを利用して一括バックアップ。

➡️ 詳しいバックアップ手順はこちら

パソコンをどうするべきか迷っている方へ

質問に答えるだけで、あなたにピッタリな選択肢がわかります。

  • 修理して使い続けますか?
  • 少しでもお金にしたいですか?
  • 簡単に処分したいですか?

🔧修理して使い続けたいを選んだ方は

動作が遅い場合はSSD換装やメモリ増設、バッテリーが持たない場合はバッテリー交換がおすすめです。それ以外の問題は修理業者に依頼するのが確実です。

➡️ 修理の説明はこちら

少しでもお金にしたいを選んだ方は

希望金額で販売可能か確認し、以下の方法を検討しましょう。希望金額以下の場合は、廃棄しましょう。

フリマアプリ
自分で出品する場合、高値で売れる可能性がありますが、写真撮影や梱包などの手間があります。代行業者を利用すれば手間を省けますが、手数料がかかります。
買取業者
ソフマップやゲオなどの店舗やネット買取サービスは手間が少なく迅速です。ただし、フリマアプリよりも買取額が低い場合があります。

売却する際は、初期化などのデータ消去を最低限は行いましょう。

➡️ 売却の説明はこちら

簡単に処分したいを選んだ方は

無料回収業者や自治体の回収ボックスを利用する方法がおすすめです。必ずデータ消去を行ったうえで、以下を検討してください。

無料回収業者
データ消去証明書を発行してくれる業者を選びましょう。
自治体の回収ボックス
地域ごとのルールを確認して、安全に処分してください。

➡️ 廃棄の説明はこちら

3つの選択肢:手放すための具体的な手順

🔧修理でパソコンを再生|初心者向け実践ガイド

壊れたパソコンでも、修理することで生まれ変わらせることができます。これは「壊れた状態を手放し、新しい価値を生み出す」選択肢です。

  1. パソコンを再起動
    シャットダウンやスリープでパソコンを終了させている人は、再起動してみましょう。不具合が直る場合があります。
  2. 問題の特定
    • 動作が遅い:SSD換装やメモリ増設がおすすめ。
    • バッテリーが持たない:バッテリー交換を検討します。
    • その他の問題:修理業者に相談。見積もりを取り、必要に応じて修理を依頼します。

メリット:

修理することで新しいパソコンを買わずに済み、使い慣れた環境を活用できます。

➡️ パソコン修理ガイドはこちら

💰売却でお金に変える|高値を狙うコツ

動作するパソコンや新しいパソコン、人気がある機種や部品取り可能なパソコンは、売却することで収入につながります。

※買取の場合は、OS有無やOS種類で価格が大きく異なります。以下はノジマの「下取りチェッカー」で調べた買取価格の一例です。

スペックは、Core i7 第12世代、メモリ16GB、SSD512GBで正常動作するパソコンを想定しました。

  • OSなしやWindows7:買取不可
  • Windows8~11:36,250円
  1. 動作確認と清掃
    • 動作状態を確認し、販売価格を型番などを入力し、ヤフオクやメルカリで調べます。
    • 自分の想定している金額より高く売れている場合は、外観を清掃して商品化します。
      自分の想定より安い場合は、無料回収に変更することも検討しましょう。
  2. 売却方法を選ぶ
    • フリマアプリ:メルカリやヤフオクで写真と説明文、梱包資材を準備して出品します。
    • フリマアプリ(販売委託):手数料はかかりますが、出品代行で手間をかけずに販売可能です。
    • 買取業者:宅配買取や店舗査定で迅速に取引できます。
    • 下取り:新しいパソコンを買う際の下取りにします。
  3. データの削除
    • 販売や買取の場合は、OSを残したいので、メーカーのリストア機能やWindowsの標準機能を使用し初期化します。
    • 仕事で使用していたパソコンなど、情報流出が怖いパソコンは価格は下がりますが、専用ソフトでデータ消去ハードディスクを物理破壊します。

メリット:

不要なパソコンをお金に変えられるだけでなく、次のユーザーに役立ててもらえる。

➡️ パソコン売却ガイドはこちら

🗑️パソコン廃棄を安全に|環境に優しい方法

壊れて動かないパソコンや古いモデルは、適切に廃棄する必要があります。壊れたパソコンでも新しい機種は部品取りとして売れる場合もあります。

  1. データ消去
    • 専用ソフトでデータ削除。
    • またはハードディスクを物理的に破壊。
  2. 廃棄方法を選ぶ
    • メーカー回収:公式サイトでリサイクル受付を申し込み、指定場所に送付。有料の場合もあります。
    • 自治体の回収ボックス:近隣の拠点に持ち込む。
    • 無料回収業者:信頼できる業者を選び、データ消去証明を依頼。

メリット:

安全に処分することで、環境保護や資源リサイクルにも貢献できる。

➡️ パソコン廃棄ガイドはこちら

⏱️作業時間の目安

作業時間には「操作時間」と「待ち時間」が含まれます。以下を参考にしてください。

方法内容操作時間待ち時間
修理するSSD換装や初期化約30~120分1~3時間
廃棄するデータ消去や業者手配約20~60分1~8時間
販売する動作確認や清掃、出品作業約1~3時間1~数日

ハードディスクが壊れていて非常に動作が遅い場合などは、こんな短時間では終わらないと思います。しかし、操作時間は思っているより短いです。長いのはデータ消去などの待ち時間です。

♻️SDGsに貢献するパソコンリサイクル

SDGs17の目標

不要になったパソコンをリユースリサイクルすることは、SDGs(持続可能な開発目標)にも貢献します。特に『つくる責任、つかう責任』(SDGs12番)に該当します。

1台のパソコンをリユースすることで、約70kgのCO₂削減に貢献できるといわれています。(参考:NEC公式ページ

これは、36~40年生のスギ約8本が1年間に吸収するCO₂量に相当します。(参考:林野庁

他にも、修理してパソコンを再利用することは、ごみを減らすリデュースに繋がります。このように、パソコンの適切な処分は環境保全に大きく貢献する行為になります。

記事の使い方

この記事を参考に、最適な手放し方法を選んで実行してください。各ルートの詳細な手順を別記事として用意しているので、さらに詳しい情報が必要な場合はリンクからご確認いただけます。

-パソコン